期日

2025-06-24
19:00 - 20:45 H

場所

惠光センターの惠光ホール
Brüggener Weg 6, デュッセルドルフ, 40547

内容

申込み開始日: 受付中
申込み先: kurse@eko-haus.de
開催形式: 対面式
参加費: 無料
主催者: 惠光センター
講師: ルート・イェシュケ

 

講演会:月の中の桜と兎~一年の中の着物モチーフの移り変わり 第四部(ドイツ語)
2025年6月24日(火)19時|惠光ホール

19世紀後半、開国とともに西洋の衣服が日本に入ってきたにもかかわらず、着物は20世紀半ばまで日本のタンスの大部分を占めていました。現在でも、着物は日本の象徴として、特別な日や伝統文化の機会のたびに着用され、その色や柄で目を楽しませてくれます。特に、着物の帯やスカーフ、紐、襟などの装飾品は、全体的な印象において重要な役割を果たしています。
着物の組み合わせは、それが芸術作品なのです。着物のモチーフに意味がある事は、非常に忘れられがちです。昔は、モチーフを見て、人は何かを連想したり、感情を引き起こされたりしました。例えば、感情を伝えたり、実力をほのめかしたり、連帯感を示したり、希望を表現したり、変化を告げたり、願いを伝えたりしました。自然や季節は、着物を選ぶ基準としてだけでなく、柄のアイデアの源として、また一日の過ごし方など、ここでも重要な役割を果たしています。
この講演シリーズでは、着物の装飾モチーフの多様で色彩豊かな世界と、無言のメッセージの可能性を、3回の短いオンライン講演会、1回の惠光ホールでの講演会を通して、様々な例を一緒に見ながら、ご紹介していきたいと思います。

写真:夜の京都をモチーフにした、ブルーグレーの訪問着@イェシュケ個人の着物コレクション