展示会『侍』
2025年8月21日（木）～10月9日（土）

サムライ、西洋では武士階級を表す言葉としてとして一般的に使われています。
日本では武士と呼ぶのが一般的です。
平安時代（794-1192）に
平安時代（794-1192）、武士は軍事的な役割を果たし、12世紀末に鎌倉幕府が成立すると
権力、土地の所有権が与えられ、統帥権を持つ支配階級にのし上がりました。
将軍が全国を支配し、藩は大名によって統治され、武士はその管理者でした。
武士と大名の間に正式な身分差はありませんでした。
藩主への忠誠心が大きいほど、藩の規模に反映され、その分武士本人の影響力も大きくなっていきました。
この中世文化と社会秩序は、1853年の日本開国まで続きました。
この時の、思考、習慣、文化、宗教に対する武士の考え方は、今日でもその影響を感じる事ができます。

1979年に設立されたSamurai Gruppe Takeda e.V. は、中世日本の再現に取り組んでおり、
特に甲斐国（山梨県）大名、武田信玄に焦点を当てています。
厳選された展示品は、細部にまでこだわって復元されおり、衣服、甲冑鎧兜、駕籠など、
道具類、また、写真家クラウディア・フェーレンケンパーの写真展『Samurai und Nexus』の作品も交え、
武家文化のイメージを視覚的に紹介します。