雅楽&舞楽~日本の伝統芸能、儀式音楽(第二部)
オンライン講演 Zoom Japan B | 言語:ドイツ語
聞き慣れない音の数々:長さの異なる17本の竹の管が、 不思議な和音で奏でる笙、 鮮やかな塗装を塗られた太鼓の変化の多い拍子、豪奢な装束を纏い、恐ろしい表情の能面をつけた舞手が、きりきり舞いをしながら舞台上を滑り足で移動していく。 雅楽 や 舞楽はヨーロッパ人にとっては、すぐに理解できるものはないかもしれません。 けれども、この舞台芸術が特別なものであることを実感することはできるでしょう。 祭儀的な性質を昔から持ち合わせているのは、単なる偶然ではなく、思想とも結びついた音律や調子などの唐楽が元になっており、唐代にも既にあったものです。
9月2日にロベルト・シューマンホールで開催される、記念コンサート「雅楽と舞楽」に併せて、 このオンライン講座では、映像や音声の例を用いて、器楽や装束、舞台、音楽の音色や強弱、舞楽の動作形態を通して、どのように捉え、想像力を働かせる事ができるかご紹介します。そうすれば、実際に9月のコンサートがより分かり易く、素晴らしい体験となるでしょう。 第一部は、2023年7月18日、20時からです。
写真:雅楽奏者と舞人 @築地本願寺雅楽会